老後の生活はどんどん長くなる
今や人生90年時代。みなさんご存知の通り日本は世界でもトップクラスの長寿国です。日本人の寿命は年々伸びています。
厚生労働省が2013年7月に発表した日本の平均寿命は、男性が79歳、女性が86歳となっています。60歳で定年を迎えるとしても、男性で19年、女性で26年の長い老後生活が待っています。しかも60年前と比べると約14~15年、30年前と比べても約5~7年は平均寿命が延びており、今後も生活の近代化や医療技術の発達により老後の期間は一層長くなるでしょう。
60歳の男性が、死ぬまであと20年と思って老後の人生を設計しても、実際には+数年は長生きする可能性が高くなります。奥さんが10年近く長生きすることを考えると、定年後のセカンドライフは30年とみるべきです。
老後資金に対する不安
雑誌や新聞などでは、『老後資金は3,000万円必要』などと言われています。そんな老後資金の特集やニュースを見る度に、「住宅ローンも残っているし、こどもにもまだお金がかかるし、公的年金は減る一方だし・・・。」と不安になる方はたくさんいると思います。ただしそれらの記事は、保険会社が老後の不安を煽ったものであったり、マスコミが政治を批判する材料として取り上げたものだったりするので、すべてを鵜呑みにしてネガティブになる必要はありません。
老後資金と一言でいっても、夫婦なのか一人世帯か、持ち家か借家か、現在の貯蓄額や加入中の保険の補償、老後に望む生活レベルなど、それぞれの環境や条件により「老後資金がいくら必要なのか」は違ってきます。なので不安を大きくしてネガティブになるよりも、冷静になり、自分の環境を考慮した老後資金の必要額を試算しておいたり、定年後の仕事や趣味など自分が送りたい「老後のライフスタイル」を今のうちに考えておくことが大事です。
特にネットなどを活用しいろいろな情報を入手することはとても重要です。受け取り方で変わる年金額や、賢い保険の入り方、老後資金の運用などの最新情報を入手することは重要で、知らないことで損することはたくさんあります。 また老後資金を試算した結果、「定年後の生活費が全然足りない!」と現状老後に十分な資金が準備できていない人でも、早い段階で計画を立て普段の生活や保険・ローンなどを見直すことで、安心して定年を迎えることができます。
グラジェネ記事
厚生年金の年金額早見表
2014年4月1日 データ集
厚生年金の計算は非常にややこしく、通常の方がもらえる年金額を計算するのは不可能です。 財団法人生命保険文化センターが作成した「厚生年金の年金額早わかり」により、厚生年金の受給額の目安がわかります。 厚生年金の年金額は、現 ...
老齢基礎年金の年金受給額早見表
2014年4月1日 データ集
老齢基礎年金早見表 年金額は平成25年10月からの分となります。(昭和16年4月2日以降生まれの人の場合) 老齢基礎年金早見表(万円) 納付年数 年金額(年額) 年金月額 40年 778,500 64,900 39年 7 ...
ドコモがシニア向け見守りサービスをスマートフォンアプリとして無料提供
2014年3月25日 デジタル・スマホ
シニア向けあんしんアプリ「つながりほっとサポート」を提供開始 NTTドコモは、2014年3月20日にシニア向けに提供している見守りサービス「つながりほっとサポート」を、シニア向けスマートフォン用のアプリとして3月25日か ...
有料老人ホームの防災対策の現状
2014年3月24日 生活・住まい
高齢者施設の防災対策は重要 東日本大震災から3年が経ちましたが、震災の死者のうち約65%が60歳以上だったようです。60歳以上の人口の割合が高いとはいえかなり高い割合です。その事実を受け、公共施設の防災対策が重要視されて ...
日本人の平均寿命は?
2013年12月5日 データ集
平均余命とは 平均寿命は、0歳の人の平均余命を指します。平均余命とは平均してあと何年生きられるかの指標。 下記簡易生命表によると、平成24年の時点て60歳の男性は83歳、女性は88歳まで生きることになります。 出典 厚生 ...