預貯金の基礎知識
資産運用と聞いてまず何を思い浮かべるでしょうか。
- 株式
- FX
- 不動産
- 個人年金
- 投資信託
これらもほんの一部。資産運用には様々な商品があります。
しかし、銀行での預貯金は資産運用として認識されているでしょうか?昨今の超低金利時代では、銀行での預金金利は0.02%前後まで下がっており、無いのと同じと言っても過言でない程、その認知度は低くなっています。
その為、銀行に預金することと、貯金箱やタンス預金とを混同して認識している方も少なくありません。しかし、銀行での預金もれっきとした運用手法の1つです。
1990年前後のバブル期までは、普通預金でも3%、定期預金では5%や6%の金利がありました。今では考えられないかもしれませんが、時代の流れや経済状況によって金利は変化しますから、こういった金利もおかしなことではありません。
今でも、海外を見れば銀行預金でも同様の高金利を出している国もあります。これらの国は当時の日本同様、経済が発展途上にあったり好景気であることが多いのです。銀行預金は低リスクで流動性の高い資産運用商品です。その上、金利は時代の流れに敏感に変動する変動金利となっています。
通常の出し入れがある口座と貯蓄や運用目的の口座をしっかりと別にし、他のリスクの高い運用等と併用してリスク分散に活用することでその商品性を最も活かした運用を実現することができます。
今現在では、物価の上昇にすらついていけないほどの金利状況ですが、安定商品に変わりは無く利便性は高いのも事実。何より認知度と信用度はとても高い商品ですから、目的を具体的に定め、その目的の為にリスクを加味した運用と併せてリスク分散に取り入れてみると良いでしょう。
預貯金は貯金箱やタンス預金とは異なる、列記とした運用手法です。金利の仕組みやリスクを理解し直し、その特徴と使い方を再認識して、上手に使いこなしましょう。きっと、目的を達成する為の資産運用全体の土台を支えてくれる大切な一手になってくれますよ。