ETFの基礎知識
ETFとは、上場投資信託のことで、証券取引所に上場されていて株式と同様に取引される投資信託です。日経平均株価などに価格も連動する為、投資信託と株式の特徴を併せ持つ商品とも言えます。
基本的には株価指数に連動するので、日本の経済発展と共に運用利益を臨むことができるようになっています。アベノミクスでの今現状の経済動向を見れば、運用利益を考えても有効とも言えるでしょう。ただし、日本経済に大きく連動しますから、短期で見る運用としては変動幅が大きくリスクも高い手法になります。
しかし、株価指数は国内のニュースや新聞等でも取り上げられやすい為、値動きや損益が把握しやすく、個々の株式と異なり細かな企業分析等を必要としないのも特徴で、初心者でもわかりやすく始めやすい手法とも言えそうです。
また、ETFを活用するだけでも上場企業に幅広く分散投資しているのと同じ効果も得られます。それこそ日本株だけでなく、外国株やREITなど多種類のETFを組み合わせることで多様な分散投資を実現できます。
更に少額投資ができるのも特徴で、数千~数万円程度からでも始めることができます。運用コストも0.1%~1%程度と、一般的な投資信託と比べても安くなっているため、長期投資に適した商品とされています。これらの特徴を捉えると、ETFの活用は多少の経済連動リスクを加味し、老後の生活を支えるお金の価値として今から準備するのに適していると言えます。
将来の生活で使うお金は、今あるお金の価値そのものでは物価変動に耐えられる保証がありません。従って、こういった時代の変化、物価の変動に連動して価値が変化する運用手法は、少し遠い未来のお金を守る手段として有効的になります。
ただし、あくまでも投資信託であり利回りの約束された商品とは異なるリスクがあります。少額から始める等、始めは小さな経験から知識を肉付けし、それから異なる商品等を用いてリスク分散をすることが大切です。
資産運用の結果は1つの商品、手法ではなくトータル的に得る損益で計ります。少しずつ幅を広げ、リスクをバランスよく分散する運用に変えて行きましょう。