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国債・債権

債権の基礎知識

債権とは、Aさん(債権者)がBさん(債務者)に対し、一定の金額を給付するよう請求できる権利のことを言います。これを金融機関が発行し、個人や企業が購入、利払いや償還、中途価格変動による運用に用いられるのが債券です。中でも国が民間企業や個人、海外へ向けて発行する債券を国債と言い、国債の発行は法律で定められた規定に則って行われます。

大きく分ければ普通国債と財政投融資特別会計国債(財投債)に分けられますが、基本的には一体として発行されており、金融商品としても全く同じです。

普通国債には建設国債、特例国債、年金特例国債、復興債及び借り換え債があり、利払いや償還に対する財源はいずれも税金で賄っています。前3者は一般会計、後2者は特別会計から発行されるのも特徴で、発行収入金もそれぞれ一般会計と特別会計にわかれます。

国の財源として発行されているのが国債

国の財源として国債を発行し、その大半を国民のお金で賄っているのが今の日本の現状です。家に例えれば、本来父親だけで家計を支えるはずが、家族全員で家計を支える代わりに父親から家族へお小遣いを払っている、といったところでしょう。家族で支えるのと異なるところは、その債権は何年かで償還することを約束し、その間利払いをつける契約を交わしているところでしょう。

また、日本と外国諸国とを比べても、国債の購入先の大半が国内であり、海外へ出回っていないことも大きな差になっています。日本は国債の発行数はGDPとの比率で見ても200%を越える超債務国家となっており、その財源や国家財産、年間の収支についても破綻の声もあがる程ですが、この国内での消化というのは国が保っていられる大きなポイントになっています。

一方、財政投融資特別会計国債は、財政融資資金において運用の財源の為に発行され、その収入金も財政投融資という特別会計で処理されます。運用手法として国債を見てみると、国が発行していることもあり、全ての債券の中でも最も信用力が高いとされています。

また、国債には満期が存在し、個人向け国債では3年、5年、10年となっています。この満期に向け、半年に1回ずつ、決められた金利による利払いが行われます。従って、満期に向け定期的な利払いを受けることができる比較的安定した運用商品と言えます。

預貯金や生命保険等の安定商品に次いで、運用の基盤を固めるには良い手法とも言えるのではないでしょうか。

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