定年退職を控えた50代、老後なんてまだまだ先だと思っている40代。みなさんの老後生活はどんなイメージをお持ちですか?
老後の一番の不安はお金と健康
世論調査や民間のアンケートなどで、老後のことが不安かどうかについて尋ねると、9割以上の人が老後についてなんらかの不安があると答えています。そして上位に必ず挙がるのが、『老後のお金のこと』と『老後の健康のこと』です。この2つが老後に対する今の40~60代の現役世代の最大の関心ごとで、今や20~30代の若い世代までもが老後に対し不安を抱いています。
とくに『老後のお金のこと』を不安に感じている人が最も多く、不安の原因が年金制度にあるのは間違いないでしょう。将来自分がもらえる年金額が一番気がかりです。超高齢化社会の日本において、自分が定年を迎える20年後、30年後に公的年金の制度が維持できているのかどうか?新聞やニュースを見ている方なら不安になって当然です。仮に年金制度が維持されていたとしても、自分がもらえる額はいくら減るのか。
当然皆さんが定年を迎える頃には、少子化の影響で今よりももっと老後世代を支える人口が少なくなります。日本の年金制度は、現役世代が高齢者世代を支える構造のため、もらえる年金が少なくなるのは周知のこと。20~30年後の人口動態の予測は、ほぼ間違いない現実です。もらえる年金は思っているよりも少なく試算しておくべきでしょう。