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老後資金の必要額の目安は?

ここでは老後の資金はいったいいくら必要なのかを、平均的なデータを元に必要額の目安を計算してみます。何度も申し上げますが、老後資金の必要額は「何歳からセカンドライフをスタートするのか?」「どんなセカンドライフを送りたいのか?」といった定年後の過ごし方によって異なります。

老後資金の必要額の目安を計算

平均的なデータを用いてあくまでも目安として計算してみることにします。

条件は以下の通り。

  • 夫は60歳で定年退職しリタイア。80歳まで生きる(昭和36年4月2日以降の生まれ)
  • 妻は夫より5歳年下。夫の死後10年間(90歳まで)生きる

定年までに貯める老後資金の計算

(定年後の支出)-(定年後の公的年金などの収入+貯蓄や退職金)
ということになりますが、貯蓄や退職金は人により大きく異なるので、ここでは収入は年金のみで計算してみます。

定年後の支出

まずは定年後の支出(毎月の生活費)から目安となる金額をシュミレーションしてみましょう。

老後の生活費はいくら必要?」にあるように、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の1ヶ月の平均支出は約270,000円。老後一人暮らしの平均支出は約154,000円。これをもとに定年後の支出総額を計算してみます。

夫婦二人の生活期間が20年(夫60歳から)で、
27万円×12ヶ月×20年=6,480万円

夫の死後妻の一人暮らしが10年あるので、
15.4万円×12ヶ月×10年=1,840万円

合わせて定年後の支出総額は約8,320万円となります。

定年後の収入

収入は公的年金ということになりますが、会社員時代の収入により支払っていた年金保険料は大きく異なり、受け取る年金額も大きく変わります。

そのため、「参考データ」より、50歳時の税込み月収40万円(年収換算624万円)の場合の年金受け取り総額を採用します。

年金受け取り年額(夫婦総額)
65歳時 70歳時 80歳時 年金受取り総額
210万円 230万円 131万円 4,632万円
※80歳時は妻の年金+遺族年金+その他加算分

平均的な老後資金の計算

上記より、
(定年後の支出総額約8,320万円)-(定年後の収入総額約4,632万円)となり
約3,700万円が平均的な老後資金の必要額となります。

これはあくまでも目安でいくつかの平均データをもとに算出した金額となります。またここでは、支出は一般的な生活費、収入は公的年金のみで計算していますので、実際にご自身の老後資金を計算する場合には、他の支出・収入を加味する必要があります。

支出であれば、住宅ローンの残高や住宅のリフォーム・修繕費、こどもの学費や結婚資金など。一方収入は、退職金や企業年金、預貯金。これらの金額はそれぞれの環境によって大きく異なるためここでは省きましたが、より具体的なご自身の老後資金を計算する場合は、すべての項目を洗い出した上で計算してください。

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